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統計学実践ワークブック 第23章 判別分析 問23.3の[1]の判別関数の展開

久しぶりに条件付き確率(ベイズの定理)が出てきて分からん!って感じでした。

問題文の一部

 \displaystyle f_q( x ) =  \log \frac { P(y=1| x)  }{ P(y=-1| x )  }  \tag{1}

を云々。

ポイント(復習)

 C_iをカテゴリ、 x をデータとする時、ベイズの定理より

 \displaystyle P(C_i | x ) = \frac{ P(C_i, x) } { P(x) } = \frac{ P(x | C_i ) P(C_i) }{P(x) } \propto  P(x | C_i ) P(C_i) \tag{2}

と表すことができる。

式変形の過程

(2)を用いて(1)を式変形すると、

 \displaystyle (1) =  \log \frac {   P(x, y=1 ) / P(x) }{  P(x, y = -1 )/P(x)  }

 \displaystyle =  \log \frac {   P(x, y=1 )  }{  P(x, y = -1 )}

 \displaystyle =  \log \frac {   P(x|y=1 )P(y=1) } {  P(x|y = -1 )P(y=-1)   }

 \displaystyle =  \log \frac {   P(x|y=1 )\pi_1 } {  P(x|y = -1 )\pi_2  }

となる。ここで、  P(x|y=1)正規分布 \displaystyle N(\mu_1, \Sigma_1)確率密度関数に基づいて表されるということなので、

 \displaystyle P(x|y=1 ) = (2\pi)^{-2/2}  (\det\Sigma_1)^{-1/2} \exp\Bigl( - \frac{1}{2} (x - \mu)' {\Sigma_1}^{-1} (x - \mu) \Bigr)
と置き換えれば良い。 P(x|y=-1) についても同様である。

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