を距離空間とする。
を一つ固定する。
、
とする。
点について
が連続であることを示す。
つまりを示せば良い。
そこで逆三角不等式から
が成り立つ
これをを使って書き直すと
が成り立つ
したがって
を任意にとり
とおく
ならば
が成り立つ
よっては連続である。∎
さて、は
の閉集合である。
よっての連続性から
は
の閉集合である
したがって、閉球は閉集合である。∎
を距離空間とする。
を一つ固定する。
、
とする。
点について
が連続であることを示す。
つまりを示せば良い。
そこで逆三角不等式から
が成り立つ
これをを使って書き直すと
が成り立つ
したがって
を任意にとり
とおく
ならば
が成り立つ
よっては連続である。∎
さて、は
の閉集合である。
よっての連続性から
は
の閉集合である
したがって、閉球は閉集合である。∎
Y={偶数,奇数,妙数}とし、写像f:ℕ→Yをn∈ℕが偶数ならばf(n)=偶数、n∈ℕが奇数ならばf(n)=奇数とする。妙数はfで到達できないものとする。
B⊂YをB = {奇数,妙数}とする。
f⁻¹(B) = {n ∈ℕ | nは奇数}であるから
f(f⁻¹(B)) = {奇数}となる。
したがって、f(f⁻¹(B)) ⊂ Bとなる。
なお、f(X)∩B = {偶数,奇数}∩{奇数,妙数}={奇数}
であるからf(X)∩B = f(f⁻¹(B))となる。
Bをfで引き戻すと、f(x)∈Bとなるxだけが選ばれる( f⁻¹(B) = { x∈ℕ | f(x)∈B }だからそれはそう)ので、それをfで送ると最初のBから縮小する。ので、結果f(f⁻¹(B)) ⊂ Bを得る。
A⊂ℕをA = {2,4,6}とする。
f(A) = {偶数}であるから
f⁻¹(f(A)) = {n∈ℕ| nは偶数}となる。
したがって、A ⊂ f⁻¹(f(A))となる。
Aを送って戻すと余計なモノが増える膨張する。今回だと、f(A)で{偶数}になってからのfで引き戻すことで「自然数のうち偶数となるもの全体」を引っ張ってくる。ので、結果A ⊂ f⁻¹(f(A))を得る。
────────────
を位相空間、
を
の連結部分集合からなる集合族とし、
とおく。
任意のに対して、
ならば
は連結であることを示せ。
────────────
背理法で示す。
が非連結であると仮定する。
するとある非空なの開集合
が存在し、
を満たす。
補題★:
を任意に取る。
より
は
の部分空間である。
したがって
はの開集合である。
また、
である。の連結性から
または
が言える。
したがって
となる。
は任意だったので、
が成り立つ。(★)
証明:
さて、より
を取る。
より
あるが存在し
を満たす。
より
。
もしならば
となるが、
となり矛盾。
したがって。
よって★より。
次にを任意にとる。
仮定より。
よってを取れる。…①
よって
よって(
より)…②
よって(①より)…③
よって(②③より)
よって。
ここでもしとすると
かつ
となるが、
となり矛盾。
したがって。
よって★より。
は任意だったので、
。
したがって、
。
また仮定より。
両包含成立から。
ゆえに。
しかしこれはが非連結であることに反して矛盾。
以上よりは連結である。∎
を位相空間とする
とし
を連結とする
このとき
が成り立つならば
が連結となることを示せ
────────────
背理法にて示す。
が連結ではないと仮定する。
すると連結性の特徴付けから、
から離散空間
への写像
が存在し、
は連続かつ非定値写像である。
も
も離散空間での開集合であるから、
も
も
上の開集合でなおかつ双方非空である。なぜならば片方が
となれば直ちに定値写像となるからである。また
から
である。
より
は
の部分空間である。
よって包含写像
が存在する。
は連続であるから、
と
の合成
つまりは制限写像
も連続である。仮定より
は連結なので
は定値写像となる。
よって
としても良い。
から
が成り立つ。
ところでも
の開集合である。よってある
が存在し
とかける。
ここで、とする。
かつ
である。
かつ
より
。また
から
。したがって、
。いま
,
,
から、
は
の外点である(
)。
一方で、
から
つまり
は
の触点である。
すると
は外点かつ触点となり矛盾。
以上より、は連結である。
────────────
この証明で少し気になったのが、なぜ なる点をわざわざ取り出して調べるのか、というところだった。
証明を追えば、 を取ったあとに矛盾へ至ること自体は分かる。ただ、「なぜここで
側の点を調べようと思うのか」という証明戦略の部分が、自分の中ではいまひとつ腑に落ちていなかった。
そこでAIに、「 を調べるのはなぜなのか。証明戦略としてどういう気持ちなのか」と聞いてみた。
AIの回答を自分なりに整理すると、この点 は「
が存在しない側を代表する点」として選ばれているらしい。
そもそも背理法によって が連結でないと仮定したので、離散空間
への連続な非定値写像
を考えることができる。この写像によって、 は
と
という二つの部分に分けられる。
イメージとしては、 の各点に
または
というラベルを貼り、
を二つの陣営に分けているようなものだという。
一方で は連結である。そのため
を
に制限した
は定値写像にならなければならない。そこで、
のすべての点が
に写るとしてよい。すると
となる。
ここまで来たときに、証明する側として気になるのは「では、反対の 側にいる点はどうなっているのか」ということらしい。
は非定値写像なので、
は空ではない。つまり
が丸ごと
側にいる一方で、
には
側に属する点が少なくとも一つ存在している。
そこで、そのような点を一つ捕まえて
とする。
AI曰く、この を選ぶことが、矛盾を発生させるための仕掛けになっている。
は
側にあり、
は
側にある。そして
側と
側は交わらない。さらに
は
における開集合なので、
のある開集合
を使って
と書ける。この は
を含んでいるが、
とは交わらない。したがって
には
と交わらない開近傍が存在し、
は
の外点となる。
ところが、最初の仮定には
がある。
いま なのだから、
でもある。つまり は
の触点である。
触点である以上、 のどの開近傍も
と交わらなければならない。それなのに先ほど、
には
と交わらない開近傍
が存在することを示してしまった。
ここで矛盾が生じる。
なるほどと思ったのは、 を取ること自体が目的なのではなく、「非連結性」と「閉包」という二つの条件を、同じ一点
の上で衝突させることが目的なのだ、という見方だった。
非連結性の仮定によって を二つに分けると、連結な
はその片側に丸ごと押し込められる。そこで、あえて
のいない反対側から点
を一つ選ぶ。分離されている以上、この
は
から離れているはずである。
しかし という仮定は、
のどの点も
から完全には離れられないことを要求している。
つまり、
「非連結性によれば、 は
から離れているはず」
なのに、
「 なのだから、
は
から離れられないはず」
となる。
AIに聞いてみて、 側の点をわざわざ取り出す理由は、この矛盾を一身に引き受ける点を見つけるためなのだ、と考えるとかなり腑に落ちた。
を理解する。
とすると、
…★
一般に集合族の逆像は逆像の集合族つまり
より
である。
★内側の以降に注目する。
は
と書ける。
よって
となる。
以上より、
∎
のとき
任意に
を取る。仮定よりある
が存在し、
である。よって、
となる。
任意に
を取る。和集合の定義から、ある
が存在し
が成り立つ。仮定より
を
に適用し、
がしたがう。よって
である。ゆえに
となる。
以上より
∎