結論
確率変数においてそれぞれ確率をとる時、標準偏差SD(X)は
となる。ここで||は絶対値の記号である。
どこで見つけたか
edXのprobabilityの教科書?であるChapter 14 Random variables | Introduction to Data Science や ここである。
計算例
離散型確率分布が以下の表、
X | p |
---|---|
17 | 0.3 |
-1 | 0.7 |
で与えられているとする。
まずは期待値・分散・標準偏差を計算し、最後に公式を用いて標準偏差を計算して2つの標準偏差が一致することを確かめる。
期待値
分散
標準偏差
分散のルートを取って求めると、
一方、冒頭の公式で求めると、
証明
確率分布は、においてそれぞれ確率であると設定する。この時、期待値は
で計算できる。
分散は、
と計算できるがここで、を消去すると、とはそれぞれ、
となる。これを分散の式に代入すると、
ゆえに、より
を得る。