Xmas Liveを終えて
去る12/10(日)、Xmas Live@赤坂B♭にて演奏してきました。メンバー含めお客さまや色んな方から「ドラム凄かった」「ドラムのビートやべぇ」などお褒めの言葉を頂き、とても嬉しく存じ上げます。ありがとうございます。 ただ、全身全霊で叩いたせいもあり、そして歳を重ねた事もあり、ライブの翌日から右腕左腕が嬉しい悲鳴という名の筋肉痛に襲われて居る次第です。私は今年で齢三十を迎えました。
扨、演奏中の記憶は全く以って吹き飛んでおりますのでここでは先日右手中指を痛めてからのドラムプレイングの変化などを書き残し今後に生かそうと思います。
右手中指を痛めて
最悪の場合もうドラムは叩けないのかなぁ、としょんぼりしてました。幼い頃からピアノを弾いていた事もあり、指の怪我は絶対に避けなければならないと思っていたので、指の痛み以上に精神的なショックが大きかったです。
突き指では無く腱鞘炎
怪我をして一ヶ月。痛みが完全には取れなかったので病院へ。すると医者曰く「腱鞘炎かもね。」と。腱鞘炎は一番聞きたくない怪我の名前です。。手術か注射か"動かさないようにする"のどれかで回復を待つしかなく、聞くたびにうんざりしてしまう。
それでもドラムを叩きたい
とはいえ、1.5ヶ月ぐらいで痛みもかなりデクレッシェンド。また痛くなるのは怖いけどそろそろドラムが恋しくなる時期。しかし右手中指はあまり使いたくない。さてどうするか?
フレンチグリップ
普段はアメリカングリップなので久しぶりにフレンチグリップにしてみました。この握り方は、親指と人差し指がメインで他の指は添える感じなので中指への負担が少ないのが特徴。
しかしフレンチグリップはバウンスを殺してしまいがちな握り方でもある。バウンスは命。でも中指はもっと命。命と命を比較すると中指の方が大事。ということで、フレンチグリップでバウンスの感覚を掴むことに専念する。
一度叩くと自信がつく
怪我をして最初のドラムはかなりヒヤヒヤしたのだけれど、2回目からは少し慣れてしまった。3回目からは、実はフレンチグリップでずっとやってきたのでは?ぐらいの気持ちにまで回復。自信がつく、自信を取り戻すのは自分にとってこれほど重要なことだったのか、と改めて気付く。
メンバーも、「怪我してるとは思えないプレイだった」と言ってくれたりもして、一安心を得る。メンバーに受け入れられるのは心強い。
そして本番
お酒を飲んだこともあり、怪我のことはだいたい吹っ飛んでしまった。と書いてしまうと元も子もないが、「怪我であると思っている自分」がイイ感じに吹っ飛んでしまったのはありがたい。
あと、いつもの音量・いつも以上の音量をフレンチグリップで叩いた結果、腕を多く使った。アメリカングリップだと手首のスナップで音量が出せるのに対して、フレンチグリップは手首のスナップは使えないからである。というのは知識としてはその時知らなくて、本番叩きながら「腕使うしか選択肢ないなー」と思った。
今後
腱鞘炎はしぶとく残るであろうから、フレンチグリップをメインに叩こうかと思う。そうすると、腕も使うことになるので腕力もつけないといけない?筋トレは苦手なり。
指・手首・腕に負担をかけないように心掛けながら、出したい音を表現出来るよう模索します。