厳密ではないが、カイ二乗分布の再生性やコクランの定理から言えるのではないでしょうかね(無責任)。
導出
Xᵢ ~ N(μ,σ²)に従うiid確率変数とする。 このとき、Zᵢ = (Xᵢ-μ)/σと変換すると、 Z²=ΣZᵢ² over 1 to nはχ²(n) に従う。 ここで、 Σ(Xᵢ-μ)² = Σ{(Xᵢ-X̅)+(X̅-μ)}² = Σ{(Xᵢ-X̅)²+2(Xᵢ-X̅)(X̅-μ)+(X̅-μ)²} = Σ(Xᵢ-X̅)²+2(X̅-μ)Σ(Xᵢ-X̅)+Σ(X̅-μ)² = Σ(Xᵢ-X̅)²+Σ(X̅-μ)² = Σ(Xᵢ-X̅)²+n(X̅-μ)² と変形できることから、 Z² = Σ{(Xᵢ-μ)/σ}² = (1/σ²){Σ(Xᵢ-X̅)²+n(X̅-μ)²} = Σ{(Xᵢ-X̅)/σ}²+{(X̅-μ)/(σ/√n)}² と表せる。 ところで、X̅~N(μ,σ²/n)であるから {(X̅-μ)/(σ/√n)}²~χ²(1)である。 よって Z²~χ²(n)と{(X̅-μ)/(σ/√n)}²~χ²(1)とカイ二乗分布の性質から、 Σ{(Xᵢ-X̅)/σ}²〜χ²(n-1)に従う。